歴史と季節と・・・  時の流れと  
裏山・狭山丘陵・2004秋

2004.11.1<sun>


六道山から狭山丘陵。
久しぶりのライドだ。が 実は愛犬レモンの散歩で毎週のように来ているのです。
だもんで その季節のめぐりは実感しているのでした。


でもMTBで沢に降りて行くと かたくなに緑を主張する緑葉樹と
紅葉を満喫する落葉樹がせめぎあっているのがよくわかります。



気持ち良く 飛ばしていると 突然視界が開けた?
<ん?何? どーしたのかしら?>


あれあれ 先週まで雑木林だったのが すっかり様変わりしている?


やけに見通しがいい、しかしなんか寂しいぞ・・・
ここはホテルに挟まれているところだ まさか住宅が出きるのかな?
なんか多摩丘陵みたいになって欲しくないなあ・・・


と 行く手には お芋屋さんが 準備中だし・・


いつものデイリーが閉まってしまい うどんの中村屋さんがいよいよ新装開店のようだ。


堤防脇の公園では マウンテンバイカーがスタートの準備をしている。


 
大銀杏ももうかなり葉を落としている・・・



つつじも残るチカラいっぱい咲いている。



そんないつもの コースから見えるところに一つの門がある・・・
 狭山山不動寺の北の入り口だ。

隣には 通称・山口観音と呼ばれる 金乗院があり、
真言宗のお寺で弘法大師の創建と伝えられ本尊は千手観音行基菩薩です。
狭山三十三所第一番の札所になっています。  
狭山三十三観音はここからどうぞ
山口観音を一番に 東村山、東大和 武蔵村山、瑞穂、入間市、所沢市に広がるのです。


この不動寺は大晦日の除夜の鐘つき初詣 春・秋の例大祭などで賑わうのです。
開山は昭和50年と新しいのですが 境内には 重要文化財が数多くあり
その荘厳な建物と自然が調和した景観はまさに古都のようなのです。

この桜井門は 奈良県十津川の桜井寺から移されたものだそうです。
なんと こんな近くにあの奈良から来た立派な門があったのです。




すっかり銀杏も葉を落とし 落ち葉を掃く音が静かな境内に伝わる

 
今まで何回も通り過ぎている山口観音だが
 何故 あちこちからお堂やら門やらが来ているのか知らなかった。
1600年代に建立された御成門、勅額門、丁子門、弁天堂、第一多宝堂など
全国各地からこの地に移築されていたのです。

右の画像に移っているお寺の方にお話を伺ったところ・・・
<何かと最近の話題の西武鉄道の堤さんの先代が・・・>と話は続き
なんでもバブルはじまりの前から 土地問題などで 取り壊しもしくは
解体などが迫った寺院関係の文化財を先代・堤さんがここに移し始めたそうだ。
特に芝の増上寺からは 東京タワーやプリンスホテルの建設で 移動を余儀なくされた
灯篭などが300体以上ここに移されたらしい。

さすがに国宝級はないにしても 国指定の文化財 県指定の重要文化財のオンパレードです。

 
西武ドームに ユネスコ村大恐竜探検館 そして西武園遊園地。
その中心地に狭山山不動寺(天台宗別格本山)。

いろんな見方ができますが この地に縁あって移って来たのではないでしょうか?

その中に大黒堂があります。
<旧柿本歌塚堂>といいます。
歌聖・柿本人麻呂のゆかりの地・奈良極楽寺境内に建立されたものです。
当時の歌人たちが歌会を開いた堂宇だと伝わっているものです。
(現在は大黒天が祭られています)





そんなわけで (ってどんなわけだ?)
来週 奈良行きます!

歌会堂は どこだ? morowさん  そしてシルクロードの皆さん よろしくですよ!


去年の奈良ツアー

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